納骨堂







耐火構造建築物の外皮としての木材活用
安中教会納骨堂
-江戸時代からの歴史的伝統地域に建つ
建築物としての外観の形成-
安中教会納骨堂の敷地は、安中藩の武家屋敷など江戸・明治・大正時代の歴史的建築物が建ち並ぶ地域にある。納骨堂はその使用目的から百年単位の耐用性が求めれれ、いずれこの納骨堂も歴史的建造物となることが運命づけられている。
群馬県条例で、納骨堂は耐火構造であること、納骨棚は不燃材料であることが求めらた。必然的に構造は鉄筋コンクリート造となった。用途上冷暖房設備は無い。夏の日射によるコンクリートの蓄熱、堂内の気温上昇を防ぐために、木造の置き屋根を載せ、外壁にもRCの駆体に直接日射が当たらないよう杉板を外皮として取り付けた。この屋根と外皮は、鞘堂として建物の耐久性に有効に働く。木材で外部を覆うことは、耐火性能も向上させることが解っている。
野地板、垂木を現した勾配屋根、杉縦板張りの外観は、死者を祀る冷たい印象の施設ではなく、市街地にあっても親しみやすい形態であり違和感が無い。周囲の歴史的環境と良く調和している。堂内は砂漆喰の白を基調とし、納骨棚は不燃処理された杉材で作られた。砂漆喰と杉の自然な暖かみのある色が、明るく安らかな雰囲気を醸し出している。
この建物は 平成20年度 安中市 みどりの景観賞 に選出されました。
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